理事長挨拶
社会福祉法人ひだまり会は、平成13年(2001年)8月に設立、平成14年(2002年)4月に初めての事業所である「ディライトホーム」を水戸市加倉井町に開設いたしました。以来、20年を超えて、水戸市内に日中の活動拠点とグループホームを開設しながら精神障害の方々の支援に向き合ってきました。
法人を設立した当時といえば、精神障害の方々を取り巻く環境には今以上にたくさんの偏見や誤解があり、また21世紀を迎えたにもかかわらず、精神障害者を対象とした法律や制度は十分とは言えず、社会全体がようやくその重い腰を挙げ始めた時代でした。そのような中、「水戸地区精神障害者を守る会(現水戸地区精神保健福祉会(ともしび)」という家族会が母体となって設立されたのが「ひだまり会」です。「こころの病に苦しみながらも、回復し自分の住み慣れた地域で生活したい!という当事者を親なき後もしっかりと支えていく」という思いがわたしたちの支援の原点です。
私たちの役目は、こころの病を抱えた方の日々の暮らしのお手伝い、夢や希望や目標実現のためのお手伝い。そう、人生を豊かにするための支援そのものです。
そしてそんな利用者のみなさんが笑顔で生活する日々を支えるためには、職員も笑顔でいる必要があり、それは、地域の方々やひだまり会にかかわるすべての人が笑顔であることにつながり、やがて豊かな地域をつくるのだと思います。私たちはそんな環境づくりを目指しています。
社会福祉法人ひだまり会 理事長 横山泰助