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【理事長】先生と呼ばれる職業について

先日、家族会より来年春の講演会の講師のご依頼を受けました。早速、素敵なチラシを作ってくださったのですが、私の名前のうしろには『先生』の二文字が・・・。そこで、ふと気になって、『先生』と呼ばれる職業に関することを色々と調べてみました。

ネット検索すると、同じことを考える人はたくさんいらっしゃいまして、数ある中で「税理士業界を知る会」の(やっこ)さんのブログをベースに私なりに加筆しながら、みなさんにご紹介したいと思います。

さて、みなさん、先生と呼ばれる職業をいくつ思いつきますか?

まずは、学校の先生などの教師、これは誰もが真っ先に思い浮かべる職業なのではないでしょうか。ただ教師にも色々あって、学校の先生以外にも、塾や習い事の講師、幼稚園や保育園の職員・・・様々ありますね。

次に医師などです。医師(歯科医師、獣医師も含めて)やカウンセラーと言う肩書の方などでしょう。

続いて、芸術家です。小説家、漫画家、画家、作詞家、作曲家。これらの職業の人も、その業界内では『先生』と呼ばれています。

そして、いわゆる士業。『○〇士』と呼ばれる弁護士、税理士、司法書士、社会保険労務士などは、やはり『先生』と呼ばれているイメージがあります。

他にはこんな職業があります。政治家、議員、宗教の教祖(様?)など。

 

では、なぜこれらの職業の人は『先生』と呼ばれるのでしょうか?

こんな理由があるとのこと。

「人は、何かをしてもらう相手に対して『先生』と言ってへりくだるのだ」そうです。

そう言われてみれば、教師には教えてもらう、医者には治してもらう、弁護士には助けてもらいますね。教えてもらったり助けてもらうためには、相手の気分を害さないようにしなければなりません。そのために、へりくだって、相手を持ち上げて『先生』と呼ぶわけです。

他にも理由はあります。名前を呼ばなくて良いからラク。『先生』と呼ぶと決めていれば、名前を覚えたり、なんて呼べばいいか考える必要が無くなりますからね。名前と顔を中々覚えられない私なんか、確かにラクですねえ。続けて一定の距離を保つため。○〇さんと呼ぶのは距離が近すぎる、親しみがありすぎると感じた場合『先生』と呼んでしまえばその心配はありません。また、医師や〇〇士などの士業、政治家、芸術家などは、誰もがなれる職業ではありません。才能や努力が必要であったり、難しい国家資格を取得する必要がある、みんなから選ばれる必要がある、そんな職業の人に対する、敬意の象徴として『先生』と呼ぶのだそうです。きっと、家族会の方も、私に敬意を払い『先生』とつけて下さったのでしょう。なるほど、納得ですね。

その一方で「先生と言われる程の馬鹿でなし」こんなことわざがあるそうです。皆さん、聞いたことありましたか?これは、先生と呼ぶからと言って、必ずしも敬意が込められているわけではない。むしろ、バカにすることも多いことから、呼ばれていい気になっている者を軽蔑していることわざです。

人をやたらと先生呼ばわりする風潮や、呼ばれて得意になっている人への批判が込められています。

さて、最後に、ブログの主である(やっこ)さんは、こう結んでいます。職業柄、いつも『先生』と呼ばれている方、「敬意をもって呼ばれている‘先生’」であることを陰ながら信じております。これからも、世の中をよろしくお願いします。と。

さて、ここまで長文にお付き合いくださったみなさん、どうもありがとうございました。実はこの話題、まだ続きます。次回は、福祉職員に関する『先生』の話です。

第4回家族会講演R7 3.14チラシ

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